家相的にやってはいけない玄関の位置

吹き抜けが家相的に悪いって本当?

家を建てるときに鬼門や裏鬼門などの方位を気にする方がいます。

一般的には家相の良い家に住みたいと思うのは
新築の時には脳裏によぎるものです。

鬼門というのは北東の方向になります。

一般的にはトイレや玄関などを配置しないようにしましょうというのが言われます。

これは中国から伝わった言い伝えで北東の方向から敵が攻めてきたことによって
いみ嫌われる方向になったものです。

それが現在の住宅づくりでは北風が吹き込んだりとか
そういった家が傷みやすいことと関連しています。

冬場によく冷えてしまうことで、その付近で心臓に負担がかかってしまうということから
トイレで衣服を脱ぐときにヒートショックで体調崩すということを恐れて
それで言われるようになっています。

南西の方向に関しても夏場に異常に温度が上がってしまうことから裏鬼門と言われ
中国から伝わった鬼門と共に玄関やトイレを置くのに
ふさわしくない方向として言われるようになりました。

物が腐りやすいということや水洗のトイレのない時代では、
匂いなどの問題もあり、裏鬼門の方角にトイレなどを配置するのを避けるようになりました。

吹き抜けのある家の家相が良くないと言われます。

ある意味その考え方は木造の住宅では蟻のように思います。

通常で考えれば床があるべきところに床がないのですから
水平の力を伝えるところがなくなり地震に弱くなるという考え方は出来ます。

ですが現代の住宅づくりでは構造計算をすることによって
弱い部分に力が加わった時にそのぶん
他のところで支えるような計算を行うことができます。

昔の計算に比べてパソコンなどの機械が進歩して立体的な計算も行えるようになっています。

2階建ての住宅になると家の面積に対する壁の量なども
計算で構造的な強さを調べることができるのですが
吹き抜けのある住宅に対しては構造計算をしっかり行いたいところです。

構造計算では力の伝わり方を計算できるので
そのことで安全を確保することができると考えられます。

ですので家の家相を考えた時に吹き抜けがあると良くない
と決めつけるのも現在の構造計算は信用しないことになってしまいます。

構造計算をした住宅に限っては吹き抜けがあっても安全である
という保証をつけられると言えます。

例えばビルなどや公共物件の施設を考えた時に
巨大な空間を鉄骨の構造やコンクリートの構造で抑える事が可能になっているのは
だれもが見たことがあると思います。

住宅においても木造住宅や鉄筋コンクリート鉄骨造など
大空間を作ることが可能になってきています。

ただし誰もができることではないので
専門的な知識を持った一級建築士などに依頼することで可能になってきます。

吹き抜けを得意にしている会社であることも
重要なチェックポイントになってきます。

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