中廊下のある間取りが家相で悪いとされる理由とは?

中廊下のある間取りが家相(風水)で悪いとされる理由にはいくつかの要因があります。以下に、具体的な理由を詳しく説明します。

1. 気の流れが悪くなる

閉鎖的な空間:中廊下は家の内部に位置し、両側が壁で囲まれているため、気の流れが滞りやすくなります。
風水では、良い気が家全体にスムーズに流れることが重要とされており、閉鎖的な中廊下はその流れを妨げます。

エネルギーの停滞:長い廊下はエネルギーの停滞を招くことがあり、
特に中央部に位置する場合、家全体のエネルギーのバランスが崩れやすくなります。

2. 光と風の取り入れが難しい

自然光の不足:中廊下は窓が少ないか、全くないことが多く、自然光が入りにくいです。
風水では、明るく開放的な空間が良い気を取り入れるとされており、暗い中廊下はこれに反します。

換気の問題:通気性が悪く、風が通りにくい場所は気が淀みやすいです。
風通しの良い空間は健康運を高めるとされているため、通気性の悪い中廊下は好ましくありません。

3. 空間の無駄

機能性の低下:中廊下はスペースを多く消費する割に、
生活空間としての機能が限られています。風水では、家の各部分が有効に使われ、
活気ある生活ができることが理想とされますが、中廊下はその逆です。

利用価値の低いスペース:廊下は通行するためだけのスペースであり、
実質的な生活エリアとしての価値が低いです。
これは家のエネルギー効率を下げると考えられます。

4. 家庭運への影響

家族の孤立感:中廊下は家の各部屋を分断する形になり、
家族間の交流を妨げることがあります。風水では、
家族の和や交流が運気を高めるとされているため、
家族が孤立しやすい間取りは好ましくありません。

家族の不和:廊下が長く続くことで、
家族間の距離感が生まれやすく、
不和の原因になることもあります。

5. 風水的な象徴

悪いエネルギーの通り道:長い廊下は、
悪いエネルギー(陰気)が通りやすいとされます。

特に、廊下の突き当たりに部屋がある場合、
その部屋には悪い気が溜まりやすくなると言われています。

切断の象徴:風水では、廊下が家の中央を貫通していると、
家族の繋がりが断たれる象徴とされ、
不運を招く可能性があると考えられます。

中廊下のある間取りが家相で悪いとされる理由は、
気の流れや光・風の取り入れに関する問題、
空間の無駄遣い、家庭運への影響、そして風水的な象徴に基づくものです。

これらの要因が家全体のエネルギーバランスを崩し、
住む人々の健康や運気に悪影響を及ぼすとされています。

風水を取り入れた住宅設計では、これらの点に注意し、
気の流れがスムーズで明るく開放的な空間を作ることが重要です。

軒のない家は家相風水上も悪いのか?軒の深い家は家相上も良いのか?

軒の深い家は、家相(風水)の観点から一般的に良いとされています。以下にその理由をいくつか挙げます。

太陽の光を調節できる:

軒が深いことで、日差しの強い夏には日差しを遮り、冬には低い太陽からの光を取り入れることができ、季節による陰陽のバランスが取れます。
風水的なエネルギーの流れ:

軒が深い家は、良い気が家の中に入りやすくなり、悪い気を遮断する効果があるとされます。これにより、家の中のエネルギーの流れが良くなります。

家の耐久性が良くなる:

深い軒は、雨や風から家を守るため、建物の耐久性が向上し、長持ちすることが期待されます。これは、家族の繁栄や安定にもつながります。
美観と調和:

軒が深い家は、外観が落ち着いた印象を与え、周囲の景観と調和しやすいです。風水では、建物の見た目も運気に影響を与えるとされています。
これらの理由から、軒の深い家は家相上良い家とされることが多いです。しかし、最終的な判断は専門の風水師や家相師に相談することをお勧めします。

家の形が四角くないと起こるデメリット

1. 建築コストの増加

四角形の家は材料のカットや配置がシンプルなため、
施工が比較的容易でコストも抑えられます。
一方、複雑な形状の家は建材の無駄が多くなり、
カスタム設計が必要になることから、
施工費用が増加する傾向にあります。また、
特殊な形状に対応できる職人の手配が必要になる場合もあり、
これもコストを押し上げる要因となります。

2. 建築時間の延長

複雑な形状の家は設計段階での計算や確認作業が増え、
実際の施工でも特別な処理が求められるため、
全体の建築期間が延びることが多いです。
これにより、予期せぬ遅延が発生するリスクも高まります。

3. エネルギー効率の低下
四角形の家はエネルギー効率の面でも優れています。
シンプルな形状は断熱材の効果を最大限に引き出しやすく、
暖房や冷房の効率が高まります。
一方、複雑な形状の家は外壁面積が増えるため、
熱損失が多くなり、エネルギーコストが増加する可能性があります。

4. スペースの無駄
四角形の家はスペースの利用効率が高く、
家具の配置や部屋のレイアウトも簡単です。

非四角形の家はデッドスペースが生じやすく、
収納や家具の配置が難しくなることがあります。
これにより、実際の居住空間が狭く感じられることもあります。

5. メンテナンスの手間増加
複雑な形状の家は屋根や外壁のメンテナンスが難しくなりがちです。
角が多い形状や、特殊なデザインの部分は雨漏りや汚れの蓄積が発生しやすく、
定期的な点検や修理が必要になることが多いです。

6. 構造上の問題
四角形以外の形状は、構造上の強度や安定性の確保が難しくなることがあります。
特に地震や台風などの自然災害に対する耐性が劣る場合があり、
安全性の面でリスクが増加する可能性があります。

家相上のデメリット

家相において、家の形が不規則だと、メンテナンスに支障が出やすいため
つまり雨漏りや建築物の劣化の心配ごとが増えて
場合によっては体調にも影響します。

イライラすると人間関係、
仕事運などに悪影響を及ぼす可能性があります。

家の形状は建築コストやエネルギー効率、メンテナンスの容易さだけでなく、
家相上の運気や健康にも影響を与える重要な要素です。

四角形以外の形状の家には独自の魅力や個性がありますが、
それには一定のデメリットも伴います。家を建てる際には、
デザインと機能性、そして家相上のバランスを見極め、
自分たちのライフスタイルに最適な形状を選ぶことが大切です。

日本の風水と文化 鬼門と裏鬼門が嫌われる本当の理由

鬼門(きもん)と裏鬼門(うらきもん)は、日本において非常に重要視され、時には忌み嫌われる方角です。これらの方角が嫌われる理由は、主に風水や陰陽道の考え方に基づいています。

陰陽道と風水の影響:

鬼門は北東の方角であり、裏鬼門は南西の方角です。陰陽道では、北東は陰と陽が交わる方角とされ、不安定で邪悪な気が入りやすいと考えられています。
中国から伝わった風水の思想でも、北東の方角は鬼や邪気が出入りする方角とされており、これが日本に伝わり、鬼門として忌み嫌われるようになりました。
歴史的背景:

平安時代の貴族社会では、陰陽道の占い師が宮廷で重要な役割を果たしており、彼らの教えに基づいて宮殿や都市の配置が決定されました。例えば、京都の平安京は陰陽道の理論に基づいて設計されており、鬼門の方角には比叡山があり、これが悪い気を防ぐとされていました。
文化的・宗教的要因:

日本の神話や民間伝承でも、鬼や悪霊は北東から来るとされており、この方角を避ける習慣が生まれました。また、裏鬼門の南西も似たように忌避されました。
建築・生活習慣:

家屋の設計や墓地の配置にも影響を与えており、鬼門の方角には入口や主要な部屋を配置しないようにするなどの風習が現在も残っています。
これらの理由から、鬼門と裏鬼門は日本の文化において忌避される方角として重要視され続けてきました。

家相診断

家相診断(かそうしんだん)は、住まいの間取りや配置、
周辺環境などを風水や陰陽五行説の観点から分析し、
吉凶を判断する方法です。主に以下の要素を考慮します。

間取り:

家の中の各部屋やエリアの配置が、住む人々にとって吉とされるか凶とされるかを判断します。
例えば、玄関の位置、寝室の配置、キッチンやトイレの場所などが重要です。

方位:
家の方位(北、南、東、西)と各部屋の方位が、
運気にどのような影響を与えるかを分析します。
方位によっては、健康運、金運、人間関係運などに影響を与えるとされます。

周辺環境:

家の外部環境、例えば道路の配置、
周囲の建物や自然環境(川、山、木々など)の影響も考慮します。
これらが家族の生活や運勢にどのように影響を与えるかを診断します。

家族の生年月日:

住む人々の生年月日を基に、個々人に最適な家相を導き出します。
これにより、その人にとって最適な方位や間取りが分かります。

家相診断は、古くからの日本の伝統的な風習に基づいていますが、
現代でも新築や引越しの際に参考にされることがあります。
家相診断を受けることで、快適で運気の良い住まいを作る手助けになると考えられています。

家相を考えた神棚の正しい設置方法 幸運を引き寄せる方位と避けるべきポイント

神棚は日本の伝統的な信仰の場であり、家庭内に神様を祀るための小さな祭壇です。
神棚を適切な場所に設置することは、家相や風水において非常に重要とされています。

神棚を設置する方位

基本的に、神棚は以下の方位に設置するのが良いとされています

北において南を向ける
北西に配置して南東を向ける
これらの方位は、神様の力を最大限に引き出すために良い影響を与えるとされています。

避けるべき方位

一方で、神棚を設置するのに避けるべき方位もあります。
以下の方位は避けるべきとされています

鬼門の北東
裏鬼門の南西

これらの方位は不吉とされ、神様を祀るには適さない場所とされています。
また、神棚の設置場所として避けるべき具体的な場所もあります:

トイレの横
トイレの下

人が踏みつける場所の下

これらの場所に神棚を置くことは、
神様を粗末に扱うこととなり、不吉とされます。

神棚と信仰の意味

神棚に神様を祀ることは、単に物理的な配置だけでなく、
自分の心の中で神様を敬うことが重要です。
自分にとって大切な存在である神様を尊重し、
その存在を信じてこそ、神棚の意義が生まれます。

神様や神棚、お札、厄除けなどは、
歴史や風習を繋ぐものであり、
心の中に存在するものです。

現代の科学的な視点からは、神様の存在を否定する書籍もありますが、
信じる心があってこそ、神棚の存在感が増し、その威力も発揮されるのです。

神棚を適切な場所に設置することは、
家庭における信仰の基盤を築くために重要です。

良い方位に設置し、避けるべき場所を避けることで、
神様の力を最大限に引き出し、家族の平安と繁栄を祈ることができます。

神棚を通じて、古くからの風習や信仰を大切にし、
心の中で神様を敬うことが大切です。

家相とは

家相がなぜ現代まで重視されるのか?

それは、リスクが少なくなるからです。

家を長持ちさせるためには、凸凹がないほうが良いです。

なぜならば構造的にシンプルなほうが耐久性が高く
シンプルな間取りのほうが屋根形状もシンプルで
雨漏りのリスクが軽減されます。

鬼門というのは北東の方位のことを指します。

中国の言い伝えで悪い方位の起源は
北東から敵が攻めてくるからというものです。

それが言い伝えになって今に残る理由は
なぜだと思いますか?

いまは敵は攻めてきません。
戦争状態ではないから。

それでも鬼門の北東は冷えやすく、
南西の裏鬼門は想像より室内の気温が上がります。

そこで家相と言うジャンルを使いながら
命の危険がある間取りやゲリラ豪雨で雨漏りするような家を
避けた方が良いですよ、と

説いているわけです。



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プロフィール

一級建築士、住宅設計を主に手掛けています。設計に携わって30年、家相とか風水はあてにすると根拠も薄く面倒ですが、邪魔にすると失敗することもあります。施主の要望で風水や家相はいやというほど学びました。調べた結果、バッサリ切り捨てるほどうそでもないです。現代の住宅でこのぐらいは押さえておきたいということを真剣に解説します。家相や風水のとらえ方の参考になれば幸いです。

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