日本の風水と文化 鬼門と裏鬼門が嫌われる本当の理由

鬼門(きもん)と裏鬼門(うらきもん)は、日本において非常に重要視され、時には忌み嫌われる方角です。これらの方角が嫌われる理由は、主に風水や陰陽道の考え方に基づいています。

陰陽道と風水の影響:

鬼門は北東の方角であり、裏鬼門は南西の方角です。陰陽道では、北東は陰と陽が交わる方角とされ、不安定で邪悪な気が入りやすいと考えられています。
中国から伝わった風水の思想でも、北東の方角は鬼や邪気が出入りする方角とされており、これが日本に伝わり、鬼門として忌み嫌われるようになりました。
歴史的背景:

平安時代の貴族社会では、陰陽道の占い師が宮廷で重要な役割を果たしており、彼らの教えに基づいて宮殿や都市の配置が決定されました。例えば、京都の平安京は陰陽道の理論に基づいて設計されており、鬼門の方角には比叡山があり、これが悪い気を防ぐとされていました。
文化的・宗教的要因:

日本の神話や民間伝承でも、鬼や悪霊は北東から来るとされており、この方角を避ける習慣が生まれました。また、裏鬼門の南西も似たように忌避されました。
建築・生活習慣:

家屋の設計や墓地の配置にも影響を与えており、鬼門の方角には入口や主要な部屋を配置しないようにするなどの風習が現在も残っています。
これらの理由から、鬼門と裏鬼門は日本の文化において忌避される方角として重要視され続けてきました。



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カテゴリー: 鬼門・裏鬼門が日本で嫌われた理由

家相とは

家相がなぜ現代まで重視されるのか?

それは、リスクが少なくなるからです。

家を長持ちさせるためには、凸凹がないほうが良いです。

なぜならば構造的にシンプルなほうが耐久性が高く
シンプルな間取りのほうが屋根形状もシンプルで
雨漏りのリスクが軽減されます。

鬼門というのは北東の方位のことを指します。

中国の言い伝えで悪い方位の起源は
北東から敵が攻めてくるからというものです。

それが言い伝えになって今に残る理由は
なぜだと思いますか?

いまは敵は攻めてきません。
戦争状態ではないから。

それでも鬼門の北東は冷えやすく、
南西の裏鬼門は想像より室内の気温が上がります。

そこで家相と言うジャンルを使いながら
命の危険がある間取りやゲリラ豪雨で雨漏りするような家を
避けた方が良いですよ、と

説いているわけです。



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プロフィール

一級建築士、住宅設計を主に手掛けています。設計に携わって30年、家相とか風水はあてにすると根拠も薄く面倒ですが、邪魔にすると失敗することもあります。施主の要望で風水や家相はいやというほど学びました。調べた結果、バッサリ切り捨てるほどうそでもないです。現代の住宅でこのぐらいは押さえておきたいということを真剣に解説します。家相や風水のとらえ方の参考になれば幸いです。

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