家相 根拠
家相というのは大きくは二つあります。
それは方位の問題と家の形状の問題になります。
方位の問題については、
玄関の方位とトイレの方位について気にされる方が多いようです。
特に玄関の方については、鬼門を避ける。
北東の方位を避けるというのが言われます。
鬼門が嫌われるようになったのは、
中国から日本に伝わる前からの話です。
中国では北東の方位から敵が攻めてくるということから、
北東の方位が嫌われる方位になってました。
日本に伝わる頃には別の意味に変わって
もはや敵が攻めてくるから嫌だとか
そういった意味ではなくなってきました。
例えば日本では季節風が吹きますからそれも加わってきています。
北東の方位から冬は厳しい風が吹いてくる地方も多くなってきます。
そのため北東方位が非常に冷えるということから、
体調管理の上で嫌われる方になったとか、
玄関から寒気が一気に入り込むということから嫌われる方位になっています。
家の張り欠けについてですが、
凹凸のない真四角な住宅の方が良いとされてきました。
これについては現在でも参考になることになります。
家相の根拠としては十分に現代にも通じます。
正方形や長方形の間取りにおいては
屋根形状が非常にシンプルになるということから、
雨漏りのリスクの少ない屋根形状にすることができます。
現代においてはゲリラ豪雨や記録的な雨量の台風など
災害に対する意識も高まっているところです。
ですから必要以上に雨漏りのしやすい屋根の谷を作るのは
避けた方が良いと言われています。
また地震が多い日本においてはバランスの悪い建物というのは
耐震性も問題が生じてしまいます。
できるだけバランスの良い建物にして、
耐震性を高めた状態にするのが日本の住宅として好ましいと言えます。
まとめると、優先順位としては張り欠けのない方が
家相の根拠としても現代でも住宅としては重要だと言えます。