家相的にやってはいけない玄関の位置

現代の家相についての考え方。玄関とトイレの方位、住宅の張り欠け

現代の家相についての考え方についてお話ししたいと思います。

鬼門という言葉を多く聞ききますが方位は北東の方位になります。

中国から伝わってきた良く無い方角という意味で
敵が北東側から攻めてくるということで嫌われる方位になりました。

その当時の家や都市というのは雨風だけではなく
敵や動物などから身を守るというのが大きな役割だったといえます。

高い塀で囲われた都市などを見ると敵に対する警戒がわかります。

日本に伝わるころにはよく無い方角ということだけが残っています。

北東の方角に玄関やトイレなどを配置しないということが今でも嫌われることですが、

玄関は北側の寒い風がドアの開け閉めと同時に中に入りこんで
室内の温度を一気に下げてしまうということで避けられるといったところです。

トイレについても寒気にさらされるとトイレの温度が下がり
トイレ使用時に暖かいリビングなどとの温度差で
心臓に負担がかかり良くないとされています。

室内温度等については暖房器具や断熱性能などでカバーできる部分もあるので
そこまで気にしなくてもよいと思われるのですが

温度差で心臓に急激に負担がかかるということを考えれば
高齢者の住宅では抑えたいポイントであるとも言えます。

また、トイレの方位で良くないとされる裏鬼門の方位がありますが、
これは夏場に南西の裏鬼門方位の温度が上昇してしまうためです。

ものが腐りやすいため、腐りやすいものや不浄なものを置くと
より早く腐敗するためです。

現代では水洗のトイレとなり換気扇や脱臭機能、
高級なバージョンになると除菌機能もあるので以前ほど気にしなくなりました。

玄関についてもアルミサッシになったため木製のように
西日で反ったりはしなくなっているので耐久性も問題ないです。

確かに以前は木製ドアが反って玄関が開かなくなったなどという事例は存在しました。

現代のサッシやドアでは問題のない方位とも言えます。

家相については鬼門以外に、間取りの張りと欠けというのがあります。

現代の家相ではこの張り欠けが最も抑えるポイントであると思います。

ゲリラ豪雨や記録的な風速や雨量をもたらす台風など、
現代の異常な気象状況を考えるとより安全性の高い家の形状が必要といったところです。

つまり雨に強く、風に強い形状が日本の風土では良いといいうことです。

長期間、雨に耐える屋根というのはできるだけシンプルな形状です。

シンプルな形状の屋根はシンプルな平面と間取りがもたらします。
つまり張りや欠けのない住宅が家の耐久性を高めます。

また、張り欠けのないシンプルな形状の家は
力が均一に分散するため耐震性能も優れます。

地震だけでなく雨風にも強い家にもなります。

敵が攻めてこない現代では気候変動に強い形状という意味で
家相をとらえていく考え方が大事になってきています。

ゲリラ豪雨に強い家を作るために大事なこと
実は家相上良いことは災害に強いことです

↓その理由がこちら
張り欠けと家相がなぜ重要なのか?

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