家相 地下室
アメリカの映画などでは普通に家に地下室があって
なぜ日本の家にはないのだろうと不思議に思います。
地下室が家相上よくないとされる理由は
一つは風通しにあります。
窓がない湿気がこもる部屋を日本人は嫌います。
実際日本の気候の湿気は尋常ではなく
私の設計した家でも地下室を設ける場合は除湿器を設置して
湿気を外気に排出するようにしています。
それでも、湿気が地下に降りるので
湿度が高くなるということです。
そして、大問題なのが防水です。
完璧に防水しても漏水の不安はあるのです。
配管などの穴の隙間から漏水して
雨の日に部屋に水が浸入するという事例もあります。
コストも非常にかかる地下室はデメリットばかりでしょうか?
メリットは音が外に漏れないことや視線がないことです。
大音量を外に逃がさない防音室の地下室を設計したとき
本当に音漏れがないので効果を感じました。
あとは温度の変化がないのでワインセラーを作るのにもよいです。
こもる部屋という場所や秘密のバーという場所にも最適で
雰囲気が出るのが良いところです。